「虹色の水」
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kenshinさんのブログでアボリジニの泉をみて8月に書いた絵本風の詩です。
遅くなりましたがkenshinさん、ようやくアップです。
泉の写真がないので自分で描いた絵を代わりに載せます。
「虹色の水」
目の前にある
この水に
入れば
もう
再び
出る(悲しむ)ことは
ないだろう
水の精はささやく
ほら
みてごらん
僕は
こうやって
仰向けになって
体を水に沈めて
両手を首の後ろに組んで
ほら
いつでも
空を見上げているだろう
だから
この森の
水の色は
虹色なんだよ
虹色の水に
飛び込むことは
僕の胸に
飛び込むことなんだ
だから
僕はずっとこうしているの
ここに
やってきた人が
誰でも
いつでも
僕の胸に
飛び込めるように
僕は動けないんだ
だから
僕はすこし哀しい
2008年8月吉日
by mayufuru
| 2008-10-18 15:17