セオリツヒメとコノハナサクヤヒメ
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『セオリツヒメとコノハナサクヤヒメはきっと同じものだよ。』
と書きましたが、そこから広がったコメントのやり取りです。
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■Commented by すず at 2010-01-12 22:40 x
セオリツヒメとコノハナサクヤヒメは全く別存在です。
カミサマ系に詳しいわけじゃないのに偉そうに言うのもなんだけれども、全く別だと断言いたします。別存在という以上に別のカテゴリーというかんじです。
少し研究書の類をかじってもわかることですが、性格も働きもちがいます。感覚的にいえば色と質感が全く違います(セオリツヒメは透明な深いブルー?コノハナは柔らかい桜色で金色も混じってるかんじ?)。やってきた星系もちがうんじゃないかな。詳しく述べはじめると大演説になってヘンな人状態になるのでここではやめておきます。
■Commented by ume at 2010-01-12 23:24 x
すずさん、こんばんわ。
ちょっと出所がわからないんですが。むかしの友人がコノハナサクヤヒメの事を「赤い腰巻」って言っていたんですが、もしご存知だったら教えてください。わたしは、富士山の近くに住んでいるのですが、富士山の周りって湧き水が多いのと、サクが境とか酒に似ているからそうなったんでしたっけ?
思いだしました。円空と瀬織津姫の研究をしている方のページにたしかあったんでした。出雲から来るレイライン上であるってのは確かですよね。コノハナサクヤで時を告げるとも言われていますが???
これを言うと変な人になってしまうんで言いたくないんですが、上記とは別の友達を車に乗せて走ってましたら、その人が富士山の頂上を、赤と白金の火の鳥みたいなのが出たり入ったりしているとか言い出したことがあるんですだ。(^^;)でもそれは、わたしの頭の中を読んでたんじゃないかと、疑っているんですが・・・。こんな事を言っていると、さらに変な人に~~!(><)
でわ、かぐや姫は?
■Commented by hiromi at 2010-01-12 23:26 x
コノハナサクヤヒメといえば、昔大阪の此花区に住んでいたことがあるので、なんだか親近感があります。あとこの間、何かを調べていたときに、たまたま知ったのですが、山梨県富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社の鎮火大祭(吉田の火祭り)が行われる日を見て、さらに個人的なご縁を感じたのですが、どういうつながりがあるのか、?です。
■Commented by mayufuru at 2010-01-12 23:54 x
すずさん、そうですか。
ドラマみてそう思っただけなんですけどね、身体を二つ持ったヒメだと思いました。火と水のヒメ。
良かったらこのドラマみてください。
夢で「地震は赤い津波」と言葉が出てきましたが、「赤い腰巻」ね。
セオリツヒメもコノハナサクヤヒメも酒と関係あると思ってたけど、鉄じゃないかな?
此花区ってそのまんまですね。ふ~む。
浅間神社で祝詞奏上し始めたら宮司さんが飛んできて太鼓叩いてくれました。忍野の水飲んだら死ぬほど頭が痛くなって大変でした。火祭りっていいですよね。
■Commented by ume at 2010-01-13 11:28 x
こんにちわ。言えば言うほど、ドツボにハマッて行きそうそうですが、(^^;)頭の中を読んでたって言うのは、その日は雲一つない青空で、運転しながらも富士山がよく見えていたんですが、「富士山はフェニックス」って本を読もうかしらとか、そう言えば御殿場にフェニックス短大ってあるな?(今は廃校になっています。)関係あるんだろうか?なんて考えていたのですだ。(爆)
でもそれと前後して、その人が「ああ~!あっちの山に箱根にいた龍さんがいる~!」とか言いまして、「それは、あの山が箱根山だからじゃないの?」と答えたら、「エエ~!あの山は箱根山なの~~!?ホントに~~??」とかいう会話になっていまして、わたしは箱根山の事は考えていませんでしたから、彼女の見たって言うモノを半分信用してみたりもしているのです。(^^;)
すずさん、引きまくって逃げないでね。(^^;)
■Commented by すず at 2010-01-14 00:13 x
umeさん、こんばんは。逃げたりませんよ。昨日から忙しかったのもあるが、「ume星」星人のume語がやや難解なため、しばし考えていたのです。
「円空と瀬織津姫」の著者・菊池展明氏(風淋堂主人)の膨大なHPはプリントアウトして読みましたが、件の部分は記憶にも無いし、何のことやらですみません。菊池氏の「エミシの国の女神」は何度も読み返しました。無名の瀬織津姫を世に出した人といっていいでしょう。その後瀬織津姫の名が雨後の筍のようにポピュラーになって「女神様、萌え~」の乗りで語られ、CDやら本やらいろいろ出たらしく、いくつか目を通してみましたが私にはつまらないです。
同じ○○ヒメといってもカテゴリーが違うといったのは、コノハナサクヤヒメが「日本神界の超高級神霊」「たおやかなるヤマトの女性の魂のエキス」みたいな、ヒトのカタチから遠ざかり過ぎない感じ?としたら、セオリツヒメは「大自然界(特に水)の働きそのもの」「自然界の深奥にあるもの」をヒメで表してるかんじ?だから河神、滝神、地震洪水暴風雨を起こす龍神であったりマガコトを祓う神だったりの広範な側面を持つのでしょう。するとかぐや姫は一番ふつうの姫ですね。
まゆみさん、「ふたつの体をもつ」という言い方はおもしろいです。
火と水。セオリツヒメの源流にあるともいわれる水神アナーヒターやサラスバティなんかもそんな存在かもしれません。私は「二面性をもつ」と思っていました。光と影みたいな。闇みたいなものも包含するかんじです。
例えば大自然は命を育む優しさと、何万人の命を一度に奪う激しさ恐さを併せ持ちます。良いとか悪いという価値観を超えています。コノハナはもっと光そのものみたいなポジティブな感じがします。
もっと端的に二者の違いをいえば、コノハナはニニギの奥さん、セオリツヒメはニギハヤヒと対で語られます。(ホツマツタエでは男神アマテルの皇后です)
それとセオリツヒメは間違いなく渡来製鉄民の神ですね。砂鉄か鉱脈を求めて河を遡り、行く先々で河神や滝神を祀っては放浪したまつろわぬ民でしょう。アメノカカセオという悪神(反体制の神)がいたそうで、これも同族でしょう。
■Commented by procyon at 2010-01-14 02:12 x
青樹ヶ原樹海 竜宮洞穴 刹海神社 祭神豊玉姫命
ameblo.jp/eizo-blanding/archive4-200902.html
木花開耶姫は結果としてこれまで海神としての豊玉姫の霊力を封印する役割を果たしていました。豊玉姫(紅玉)は瀬織津姫の本体の一部です。
ja.wikipedia.org/wiki/プレイアデス
瀬織津姫は水神としての属性が前面に出てるのでわかりにくいが本当は火の属性も持っている。瀬織津姫の本体のエネルギーは「白金」です。
そして瀬織津姫の本体は以下のアルテミスと同じ。
ja.wikipedia.org/wiki/アルテミス
web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/antiGM/artemis.html
■Commented by すず at 2010-01-14 09:30 x
>木花開耶姫は結果としてこれまで海神としての豊玉姫の霊力を
封印する役割を果たしていました。
豊玉姫(紅玉)は瀬織津姫の本体の一部です。
木花開耶姫と瀬織津姫は「表と裏」の関係と言っている人がいましたが、木花開耶姫が表の働きをしてきた結果裏が隠されてきた、という考え方をすれば、procyonさんの言われる木花開耶姫と瀬織津姫(の本体の一部である豊玉姫)との対関係と通じるものがあります。
また一部でしかないとすれば、その底の深さから「カテゴリーが違う」と感じたのはそれほど外れてないかと。
>瀬織津姫は水神としての属性が前面に出てるのでわかりにくいが
本当は火の属性も持っている。
「二つの属性をあわせ持つニギハヤヒ」を思い出します。ニギハヤヒは火の属性が前面に出ている?
これらのことは「二つの体」というまゆみさんの直感とも通じますね。
瀬織津姫の本体はアルテミスと同じ、というのも瀬織津姫の源流はメソポタミアの豊穣女神に通じていると推測していたので、やはり、と。
「二つの体」ではなく「身体を二つ持ったヒメ」でしたね。言葉は正確に伝えましょう。
セオリツヒメがシュメール(イシュタル・アシュタルテ)ではなくギリシャ(アルテミス)だとすれば、何となく納得するものがあります。地母神・豊穣女神はごちゃごちゃに習合されているようですから。
■Commented by ume at 2010-01-14 12:33 x
すずさん、こんにちわ。
お忙しいところお手間を取らせてしまってすみませぬ。m(__)m丁寧に答えてくださってありがとうございました。話ていたのはこのあたりだったと思うんですが、その後どう展開していったのかの記憶が~~?(^^;)↓
http://cocorofeel.exblog.jp/11452459
■Commented by mayufuru at 2010-01-14 12:43 x
>木花開耶姫は結果としてこれまで海神としての豊玉姫の霊力を封印する役割を果たしていました。豊玉姫(紅玉)は瀬織津姫の本体の一部です。
ドラマ(太王四神記 話数限定 第1話)に「紅玉」の言葉が出てきました。
降臨してきたファヌンが、虎族の火の巫女カジンが操る火を「紅玉」に封じ込め「朱雀の心臓」と名づけます。このあとはまた記事に書きます。
虎族のカジンと熊族のセオを見ていると、誰でもが持っている一人の人間の両面性にみえます。神話的にはコノハナサクヤヒメとセオリツヒメ、火と水。あわせてカミ、神。
■Commented by ume at 2010-01-14 12:57 x
ちょっと読み返してみました。(^^;)全貌は分っていないんで拾い読みで、また変な事を言っているかもしれませんが「白衣の美女二人有つて、山の巓の上に双ひ舞ふ」とあって二人になっています。
http://otd3.jbbs.livedoor.jp/246945/bbs_tree?base=275&range=1
友達が見た?という鳥も2羽だったと思うので、つながるのかしら???
procyonさん、
プレアデスの7人の娘の話は、1人は人間と結婚していますので、三穂の松原の天女の羽衣の話に似ていると思っています。これも1人だけ人間と結婚していますので。(^^;)竜宮の宝は潮満珠と潮干珠なので、月の働きの二つの側面を言っているようにも思えますし?
■Commented by mayufuru at 2010-01-14 13:46 x
『セオリツヒメもコノハナサクヤヒメも酒と関係あると思ってたけど、鉄じゃない?』と書きましたが、
セオリツヒメ=川の瀬=砂金
コノハナサクヤヒメ=火=製鉄の火、溶鉱炉
と考えました。
そして両者の名前には鉄を意味する「サ行」が入っています。
■Commented by ume at 2010-01-14 14:13 x
自分の文章を後から読むと、確かにウメボシ星人化してるんじゃないかと非常に心配ですが、yasuさんによろしくと、
お伝えください。^^
失礼しました。
× 三穂の松原
○ 三保の松原
みなさんのお話を読ませていただいていて、コノハナは火の粉の花で噴火をして火山灰が降ってくる様子かしら?と思っていましたが、溶鉱炉とかタタラ(同じか?)も火の粉が舞っていそうですね。
花咲か爺さんも灰を撒きますが、こちらは金だと思うので、ちょっと違うのかな・・・?
■Commented by hiromi at 2010-01-14 16:01 x
まゆみさん、みなさん、おはようございます。
コノハナサクヤ姫と大阪のつながりが気になって、検索してみたんですけれど、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメを祭神にしている梶無神社(古くは船山神社) が東大阪市六万寺町にありました。別伝には、祭神はニニギではなくニギハヤヒと書いてあるそうです。アオバミミズクがいることで地元では人気があるそうです。
由来は、神武天皇の東征のとき、そのあたりで上陸したから、先祖であるニニギとコノハナサクヤの夫婦をまつるようになったとか。何より、別伝にニギハヤヒと書かれていた、というのに、まず驚き、そして場所を地図で見て、私が東京に引っ越す前に住んでいた所のほぼ北側だったことにまた驚いたのです。
大阪の此花区の名前の由来は、王仁の歌と言われている難波ツ津の歌「難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花」で、コノハナサクヤヒメと関係はないようでした。wikiによると、王仁は、応神天皇の時に百済からの帰化人と古事記日本書紀には書いてあり、『続日本紀』によると、子孫である左大史・正六位上の文忌寸(ふみのいみき)最弟(もおと)らが先祖の王仁は漢の皇帝の末裔と桓武天皇に奏上したという記述がある。このことから王仁は楽浪郡出身で百済にやってきた漢人の家系に連なり、漢高帝の末裔であるとされる。この記述が真実であれば、王仁は313年の楽浪郡滅亡の際に百済へと亡命した楽浪王氏の一員ではないかと考えられる。
楽浪の時代を通じて強力な勢力をもった楽浪王氏は斉(中国山東省)の出自といわれ、前一七〇年代に斉の内乱を逃れて楽浪の山中に入植したものという。おそらく、3世紀前半の楽浪郡の滅亡後に百済へ亡命、その後、3世紀後半には日本へ移民したのであろう。
記紀に記述される百済から日本に渡来し、漢字と儒教を伝えたとされる人物。
王仁は日本書紀、古事記、続日本紀にのみ記述され、韓国に残る歴史書である三国史記、三国遺事などの書籍には王仁、あるいは王仁に比定される人物の記述は存在しない。
■Commented by 石玉 at 2010-01-14 16:56 x
hiromiさんのコメントを読んで、以前住んでいた枚方に王仁公園と百済王神社があったなぁ、と思い出しました(汗)
■Commented by すず at 2010-01-14 19:18 x
hiromiさん、こんばんは。難波津・・・のほうのコノハナは、「九州王朝云々」の話になると思うんです。このコノハナは梅の花、梅鉢紋の梅です。mayoさんのところでも出ている大宰府の菅原道真、天神様の梅です。コノハナサクヤヒメの方は何となく桜をおもいますが、古語でコノハナは梅のこととも聞きます。
サクヤヒメのことはさておき、九州王朝、中でも「筑紫王朝」はどうも「日本にあった倭王朝」の筆頭らしい。しかし存在したことを完全に抹殺され、九州のあちこちの地名はそっくり畿内、特に大和に移りました。法隆寺も九州から移築されました。歴史も奈良に急作りされた大和朝廷がもらってしまいました。難波津が九州のどこにあったか等は九州王朝論者がいろいろ言っています。こういう話をはじめるとまた長演説になるので又にして、今日は北九州と大阪はコノハナで繋がっている、ということにとどめます。
「咲くやコノハナ」とは筑紫王朝の栄華を讃える歌、「匂いおこせよ梅の花」とは、失われた筑紫王朝を切実な悲しみをもって偲ぶ歌です(と、九州王朝説の人は言っています)。
■Commented by hiromi at 2010-01-14 19:23 x
枚方に王仁の墓があるというのも読んで、生まれが枚方だし、ほんとなんか縁があるなぁ~と。あるサイトには、王仁の子孫の西文氏(かわちのあやうじ)は羽曳野市古市が拠点だったようです。
百済王神社とつながる、百済王敬福は陸奥守のとき東大寺の大仏鋳造用に金を献上し、その功績で河内を拝領し百済王神社と百済寺を作ったとか。なんだか芋蔓しきにいろいろとつながるので、面白いやら驚くやら・・・です。
すずさん、「九州王朝説」を唱える人のHPを読んでいると、きっとそうだったんだろうな、と思ってしまう、筋の通ってなくてあっちふらふら、こっちふらふらな私です。客観的に見たら、やっぱり九州から河内・大和へ移動したのだろうなと思っています。同時に出雲や近江、丹波にも王朝があったのだろうとか。。。
コノハナサクヤヒメについて、古田史学関係のHPを見つけて読んだのですが、なかなか説得力がある興味深い説だとと思いました。
http://www.furutasigaku.jp/jfuruta/jkiki/jkiki5.html
■Commented by luca at 2010-01-14 19:03 x
瀬織津姫は水の神、滝の神 桜の神......と聞いていました。祓戸四神のひとり.....古事記などではほんのすこししかでてきませんが、封印された神......わたしは男神である日の神と対になる女神だと思っていました。
コノハナノサクヤヒメとは全く別の存在であるように思います。古い神社には水神が祀られていることが多いですね。後年 弁天さまとかの影に隠されてしまいましたが、根っ子には瀬織津姫がいらっしゃいますね。昨年 訪れた日立の泉神社の湧き出る泉に瀬織津姫を感じました。
わたしは語り部ですが、瀬織津姫のものがたりを語ったとき 今までにない激しいトランス状態になりました。神が人間に降りることはないと聞きましたが あれはいったいなんだったのだろうと思うことがあります。
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コメントが入れば追記します。