地球を包む電磁波の網 その6
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電離層を暖めるのは氷河期のため?それとも…の続きになります。
yasuさんが調べモノしてくれたのでそのまま転載します。
-----Original Message-----
From: yasu
Sent: Monday, November 16, 2009 10:27 PM
To: ふるいちまゆみ
Subject: 電離圏加熱装置?
なつはなさんが教えてくれたサイト、
気になったからちょっと調べてみたのを途中まで。
このサイト自体はアマチュア無線のサイトみたい。
http://www.df5ai.net/ArticlesDL/FAIRadius/FAIRadius.html
タイトル訳は
"オーロラやFAIにともなう電波伝播による無線の遠距離通信半径地球磁場に沿った後方散乱の地理的特徴”
以下wikiなどを参考にー
アマチュア無線で遠距離通信のことをdx、この場合は電離層で反射して届く範囲をdx半径と言っているよう。
周波数により電離層での反射の仕方は変わってくるけれど、電離層の下層部に突発的に短時間発生するスポラティックE層は、通常は電離層を通り抜けるVHF帯の一部も反射するようになり、またスポラティックE層内にしばしばできる“FAI”という
構造は、地磁気の磁力線に沿った鉛直方向に対して電子密度が高くなる濃淡構造をつくり、磁力線に直行の方向から入射する電波を強く後方散乱する。オーロラも同様に電波を散乱する。この散乱により、通常では届かない領域にまで電波が伝播する。
イラストのTXは発信器、緑のscatter volumeは送信機から送られた電波を散乱する電離層の領域(高度105・)、そして散乱した電波が地上と接しているカーブがscatter curve、ヨーロッパの地図の青いぎざぎざの範囲はその散乱によって電波の届く地表の範囲。
とすれば、なつはなさんが教えてくれた情報では電離圏加熱実験は“FAI”を作り出すというから、これによって三日月状の散乱ーscatter curveが生じることになるはず。そう考えたらmimicの三日月は、地上から発信した電波が、電離層で散乱して地上、海上にscatter curveを作り出しているということ??いまひとつよくわからない。
ともかくHARRPばかり取り上げられてるけど、それ以外にも同様、ひょっとしたらそれ以上の施設がいろいろあって、目くらましになってるようにも思える。なんかこうして見てるとホントにいろいろあって、大部分の研究に日本も関わってるよね。
http://www.smhi.se/cmp/jsp/polopoly.jsp?d=5499&l=en
北欧のレーダー
それぞれの円形がレーダーだと思うけれど、中には不思議なリングもでてる。
http://isr.sri.com/iono/amisr/amisr_downloads/animation.html
上のリンクは地球磁気圏のアニメーション、わかりやすいよ。
http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/05044196
“電離圏加熱実験"とは、強力なHF帯電波を地上局より発信し、これで電離圏プラズマを照射し、高電力電磁波とプラズマとの相互作用により電離圏中に生じるプラズマ乱流を含む各種プラズマ波動現象、プラズマ加熱現象などについて調べる研究である…とあるけど、とすれば高出力のHFレーダーは電離圏加熱装置になりうるということ?
http://superdarn.jhuapl.edu/index.html
superDRAN
superDRANネットワークはHFレーダーの国際ネットワーク
http://jro.igp.gob.pe/english/index.htm
ペルーのレーダー
http://www.nipr.ac.jp/~eiscat/index.html
EISCATレーダーシステム
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yasuさん、ありがとう。
この手の記事を書くたびに思うのは、本当に電磁波だらけだということ。
ここまで電磁波の網だらけだと、誰かがどこそかを攻撃するとかじゃないと思う。
もちろんそういうこともあるだろうけれど。
私には自分で自分の首を絞めているとしか思えない。
国境はあっても、大地も海も空もみんなつながっているんだもの。
科学国世界一を目指す必要はないよ。
by mayufuru
| 2009-11-18 12:31