「無題その79」
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天賦の杯
我に授けたまえ
我なずみ
行くが如し
我の春のイノチ
我が春の
イノチのたしなみ
我に授けたまふ
天の甍のなみなみと
共にみゆるか
すめらがみこと
インの印がごときみゆる
春のイノチ
春は春にならずして春
我が杯を授けたまふもの
我の行かんところに向かうもの
今日こその契りを交わしながら
逃げ惑うもの
我、いかんしがたきものなり
我、とうとうと流れ出でる泉なり
我、たしなむものなり
我、翻弄され、葬り去られるものなり
一から十までと申してあろう
十の一ぞ
よおくみなされ、考えなされ
ほころばぬ者よ
ソコから十までと申してあろう
まつろわぬ者よ
ソコから這い上がれよ
2009/11/01 (日)
by mayufuru
| 2009-11-05 23:02